第29回:毎回同じ説明せんでええん?ChatGPTのメモリ機能を見てみよう
前回は、ChatGPTのプロジェクト機能を見てきました。
プロジェクトは、前提条件やルールなど、背景や状況を理解するための情報(コンテキスト)をファイルで入れたいときに便利なことを説明しました。
今回は、少し近いけど、別の機能です。
それは、メモリ機能です。

メモリってことは、ChatGPTが何か覚えてくれるん?

え、ちょっと怖ない?
何を覚えられてるん?

怖がりすぎなくて大丈夫。
でも、どういう機能かは知っておいた方が安心だよ。
今回は、ChatGPTのメモリ機能を、AI初心者向けに説明します。


「自分を理解してもらうための自分説明書」みたいな感じかな…

はい。
おおよその理解はそれでOKです!
メモリーに記録された内容は、同じチャットの中だけでなく、別のチャットでも活かされます。
メモリは「チャットを超えて使われる」
ここが、普通のチャットと少し違うところです。
普通のチャットは、基本的にはその会話の中で話が続きます。
でもメモリは、チャット中でも、チャットを超えて別のチャットの中でも、あなたを理解するために使われます。
たとえば、あるチャットで、何度かこう伝えたとします。
すると、別の日に新しいチャットを開いても、ChatGPTがその好みを思い出して、極力短めに説明してくれます。

新しいチャットやのに、前の好みをわかってくれてることがあるんや。

そうそう。
それがメモリの便利なところだね。
メモリへの記録方法
メモリは、自分で毎回メモ帳を作る機能ではありません。
基本的には、いつものやり取りの中から、ChatGPTが自動で以下のような判断したものを、覚えてくれます。
- これは今後も役に立ちそう
- この人を理解するのに必要そう
- 説明の仕方に関係しそう
こちらが毎回、きれいに整理して渡さなくても大丈夫です。

こっちが毎回ちゃんと整理して渡さなあかんわけではないんやな。

はい。
自然なやり取りの中から、必要そうなことを覚えます。
ただし、確実に覚えてほしいことがあるなら、次のようにチャットに書き込めばOKです。
「覚えておいて」
これだけです。
今後も、短めでやさしい説明にしてください。
これを覚えておいてください。

「覚えておいて」でええんや。
思ったより普通やな。

うん。
特別な設定をいじらなくても、会話の中で伝えられるよ。
どんなことを覚えてもらうと便利?
初心者が最初に使うなら、覚えてもらう内容は、むずかしいものでなくてOKです。
- 短めに説明してほしい
- 先に結論を言ってほしい
- 専門用語は少なめがいい
- 例を入れてほしい
- 箇条書きが読みやすい
- iPhoneを使っている
- Macを使っている
- Chromeを使うことが多い
- ブログ記事はやさしい口調がいい
- 画像案は短く具体的に出してほしい

こういうのを覚えてもらったらたしかにラクやな。

はい。
これで毎回同じ説明をしなくても、あなたに合う形に近づけやすくなります。
ちなみに、大事そうなことは「覚えて」と言わなくても、自動で判断して覚えますよ!
覚えさせない方がいいもの
便利な機能ですが、何でも覚えさせればいいわけではありません。
個人情報については何度も伝えていますが、メモリも同じで人に知られたら困る情報は、入れないようにしましょう。
- 住所
- 電話番号
- パスワード
- クレジットカード情報
- 家族や知人の個人情報
- 仕事の未公開情報
メモリは、怖い機能というより、使い方を知っておくと便利な機能です。
でも、チャットを超えて使われることがあるからこそ、入れる内容は少し選んだ方が安心です。
何を覚えているか確認できる?
メモリで大事なのは、確認できることです。
一番簡単な方法は、ChatGPTに次のように聞いてみることです。
私について、今どんなことを覚えていますか?
すると、ChatGPTが覚えている内容を教えてくれます。
いらないものがあれば、こう伝えればOKです。
そのメモリは削除してください。
設定から確認する方法もあります。
- アカウントボタンを押す

- 設定を押す

- 設定画面でパーソナライズを押す

- スクロールして「メモリ」の管理を押す

- メモリ内容が表示される

- ドラッグすると「修正」と「今後触れない」ボタンが出るので、修正したい場合は、「修正」を押すと自分で書き込みができます。

覚えっぱなしで放置やなくて、確認したり修正したりできるんやね。

はい。
設定画面からも確認できます。
気になったら一度見てみると安心です。
プロジェクトとの違い
前回のプロジェクトと、今回のメモリは少し似て見えるかもしれません。
でも、役割は違います。
○プロジェクト
前提条件やルールなど、背景や状況を理解するための情報(コンテキスト)をファイルで入れたいときに便利
○メモリ
あなたを理解するためのヒントを覚える機能
たとえば、ブログのルールや過去記事の資料を置くなら、プロジェクトが向いています。
一方で、
- 私は短めの説明が好き
- 専門用語は少なめがいい
- 初心者向けの例があるとわかりやすい
こういうあなた自身の好みや前提は、メモリが向いています。
まとめ
今回は、ChatGPTのメモリ機能を見てきました。
次回から少し毛色が変わります!
AIエージェントというものをご紹介します。
AIエージェントって何?作業まで手伝ってくれる助手として見てみよう






